プロセス主義のメリットとデメリット

日本における8割の会社は、仕事内容の質ではなく仕事のプロセスを踏んでいるかに重きを置いている。一般的に会社に所属してからプロセス主義かと思われがちではあるが、実は入る前からプロセス主義は始まっている。

保有資格重視の採用である。日本の求人欄にはほぼ保有資格制限が書いてあり、その点は海外のそれと真逆なのである。ただ、プロセスを重視する仕事には、実はメリットもある。手順を踏むおかげで、凡ミスや見落としが少ない点だ。このメリットのおかげで、ある意味で合理的に仕事を進められることも多い。そして、もう一つのメリットとしては、資格獲得のために一度勉強したことが仕事で使えるので、込み入った仕事になっても新規に調べるよりも数倍楽に解決法を探ることが出来ることだ。

ただ、一方でデメリットもある。手順を踏むおかげで、改善作業や新規事業の際に斬新なアイディアが出にくいことだ。時に会社ではシステムそのものを一新する必要も出てくる。海外ではそういったリニューアルの際、未経験者の意見を多く汲む。新人など経験が浅い方が無駄な作業を正しく指摘できるのだ。

これまで日本における仕事は、プロセスの比重が大きかったが、これから先、ソフトウェア中心の社会に果たして本当にプロセス主義が有用なのかどうかはまだ未知数である。しばらく動向を見守る必要があるだろう。